発足!アップサイクルかりゆしプロジェクト
アップサイクルかりゆしプロジェクトは、沖縄のシンボルとも言える「かりゆしウェア」を、サステナブルな方法で生まれ変わらせる取り組みです。
このプロジェクトでは、日進商会が製造した反物を使い切る発想で新たなウェアを生産し、シェアリングサービスを通じて提供することで製品寿命の延長を図ります。
背景と目的
かりゆしウェアは、沖縄の観光やビジネスシーンに欠かせない存在です。
しかし、ファッション業界が抱える廃棄物や環境負荷の問題も無視できません。
そこで、アップサイクルかりゆしプロジェクトは、「使い道がなく在庫として眠っている生地を活用し、新たな価値を創造する」ことを目的として立ち上げられました。
プロジェクトでの取り組み
このプロジェクトでは、廃棄されていた素材を活用し、新しい価値を生み出すことで、「大量生産・大量消費・大量廃棄」というアパレル産業の問題に立ち向かうべく、「アップサイクル」「バガスの再利用」「レンタルサービスの展開」を行い、循環型経済の確立を目指しています。
アップサイクル
日進商会で余剰となっている生地を活用し、在庫として眠っていた素材に新たな価値を生み出します。
バガス素材の活用
サトウキビの搾りかすであるバガスをアップサイクルした新素材を Curelabo 株式会社 が提供。
この環境にも人にもやさしい素材が、持続可能な未来を見据えたかりゆしウェアを生み出します。
レンタルサービスの展開
かりゆしレンタル Anne や 株式会社 BAGASSE UPCYCLE が展開しているかりゆしウェアのレンタルサービスを採用し、消費者に持続可能な選択肢を提供します。
これにより、一度限りの購入ではなく、必要なタイミングでサステナブルなウェアを利用できる体験を提供します。
今後の展望
このプロジェクトは、ただのファッションプロジェクトではなく、沖縄の文化、産業、環境をつなぐ持続可能な未来を描いています。余剰在庫生地やバガスのアップサイクル素材の活用により、循環型のファッションを推進し、地域経済と地球環境の両方に貢献します。
さらに、日進商会との連携のもと、県内のかりゆしメーカー各社とも協力し、余剰在庫生地を活用した取り組みを広げることで、沖縄から発信される循環型ファッションの波を広げ、持続可能な未来の構築を目指します。