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HPC®沖縄へ出資 業務提携を開始

HPC®沖縄へ出資 業務提携を開始

okicomは沖縄市にあるコンクリート補修工事のテックサービスとともに、株式会社HPC®沖縄第三者割当増資に応じ、資本業務提携を開始しました。

両社は高強度繊維補強コンクリートHPC®を活用した藻場再生に取り組み、二酸化炭素の吸収・貯留を促進することで、okicomは脱炭素社会の実現に貢献します。

第三者割当増資とは?
社外の投資家やほかの企業などの第三者へ新しく発行した株式を引き受てもらう(購入してもらう)ことです。
この増資は、企業が成長するための資金を集めたり、経営資源を強化する際に利用されます。

HPC®とは

HPC®技術とは、強靭性、薄肉性、無塩害性、高デザイン性等の特徴をもつ高強度繊維補強コンクリートのことです。塩害・台風・地震による沖縄の自然環境への課題解決から生まれた、沖縄発の世界初コンクリートに関する特許技術です。

従来のプレストコンクリートは錆やひび割れを防ぐため、コンクリート自体に十分な厚さを取る必要があり、軽量化・薄肉化が難しい状況でした。
HPC®では、コンクリートの中にある鉄筋の代わりに、錆びない炭素繊維を使用し、コンクリートに膨張剤と繊維を混ぜることで、軽量化・薄肉化を実現し、塩害による影響も解決しました。

また、その意匠性は高く評価されており、那覇文化劇場なはーとや琉球銀行牧港支店など様々な建築物でHPC®が使用されています。現在、建設中のokicom新社屋にも、HPC®が使われる予定です。

HPC沖縄と業務提携を開始

okicomは、持続可能な社会の実現を目指し、長年培ってきた「ITと課題解決のノウハウ」と「信頼と実績で築いたパートナーとのネットワーク」を活かし、水産業や伝統工芸、アパレル及びサトウキビ産業など様々な企業のDXに貢献し、経済発展の文脈では解決できない沖縄の課題に取り組んできました。

HPC®のビジョンにある「脱炭素社会の実現に向けた取り組み」に共感するとともに、HPC®技術と阿波根HPC沖縄社長の熱量に高い可能性を感じ、今回HPC®沖縄の第三者割当増資に応じ、資本業務提携を開始しました。

業務提携における取り組み

板状のHPC®を海中に立て、その板に藻を繁殖させることによって、二酸化炭素を吸収・貯留する計画を進めています。現在、豊見城市や関係漁協との協議を進めています。

okicomでは二酸化炭素の吸収量を見える化するシステムの開発・提供を行います。また、HPC®技術の高度な利活用、ビジネスモデルの構築および事業展開に貢献していきます。

今回の参加を機に、Made in Okinawaの技術を世界に挑戦する歩みをHPC®沖縄・阿波根社長とともに推進いたします。

そのほか、詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。